犬種紹介 ポメラニアン

小型犬

こんにちは!今回は、我が家の愛犬「ポタ」も属する人気犬種、ポメラニアンの魅力についてご紹介します。


我が家のポタさん

元ペットショップ店員によるオリジナル人気ランキング第5位!!

嬉しい時にクルクル回る癖の仔が多い。これがなんとも可愛いですね(ショップ・飼い主経験談)

ポメラニアンの歴史と出身

ポメラニアンは、ふわふわの被毛と愛くるしい表情が魅力的な小型犬です。その祖先は、ロシア北部の先住民族サモエードが3000年以上にわたり飼育してきたサモエド犬とされています。サモエドはソリを曳いたり、番犬や狩猟の仕事に従事していました。これらの犬がヨーロッパにもたらされ、バルト海に面したドイツとポーランドの間に広がるポメラニア地方で活躍したことから、ポメラニアンと呼ばれるようになりました。

もともと大型のそり犬「ジャーマン・スピッツ」系がルーツ。昔は体重10kg以上の中~大型犬だったんです!長い時間をかけて、小型化されていまの「ぬいぐるみサイズ」になりました。

ちなみに「ポメラニア地方(現ドイツとポーランドの間)」が名前の由来。

イギリスのヴィクトリア女王(1800年代)がポメを溺愛。しかも、体重わずか2.5kgの小型ポメを飼っていたことで人気に火がつき、小型化が加速!「あの女王様が連れてるならウチも!」って感じで、ヨーロッパ中に広まりました。女王のポメラニアンは「マルコ」という名前だったらしい!

ポメラニアンのサイズ

  • 体高:約20cm±2cm

  • 体重:約1.8〜2.3kg

  • 体長:体高とほぼ同じか、やや長め

ポメラニアンの体長は個体差がありますが、一般的には体高と同じくらいか、やや長めです。例えば、体高20cmのポメラニアンの場合、体長も約20〜22cmが平均的です。ただし、祖先が中型犬であったことから、まれに規定サイズを超えて大きくなる個体もいます。

ポメラニアンの毛色

  • オレンジ:もっともポピュラーな毛色。ふんわりキツネっぽい印象

  • クリーム:淡いベージュ系。やわらかく優しい雰囲気

  • ホワイト:真っ白でぬいぐるみのような清楚な印象

  • ブラック:全身真っ黒で目鼻がくっきり映えるクール系

  • チョコレート:深いブラウン。海外では人気の高い毛色

  • ブルー:グレーがかった毛色。珍しく、幻想的な雰囲気

  • ウルフセーブル:シルバーやグレーが混ざった野性的なカラー

  • オレンジセーブル:オレンジに黒い差し毛が入ったグラデーションカラー

  • ブラック&タン:黒地に眉や足元が明るいタンカラー(ちょっとドーベルマンっぽい印象)

  • パーティーカラー:白をベースに2色以上が混ざる斑(はん)模様

  • ビーバー:灰がかったブラウンで、ややシルバー寄り。かなり珍しい

  • クリームセーブル:クリームをベースに黒い差し毛が入った柔らかなセーブルカラー

ポメラニアンの魅力と特徴

  • 愛らしい容姿と多彩なカットスタイル
    さらさら・ふわふわの被毛とぬいぐるみのような見た目が魅力的で、柴犬カットなど、さまざまなスタイルを楽しめます。

  • 高い知能としつけやすさ
    ポメラニアンは賢く、飼い主が何を望んでいるかを読み取る能力に長けています。基本的なしつけやトレーニングがしやすい犬種です。

  • 人懐っこく社交的な性格
    明るく人懐っこい性格で、家族全員に愛情を示します。他の犬や人とも仲良くなれる社交性があり、子どもやお年寄りとも相性が良いです。

  • 活動的で遊び好き
    好奇心旺盛で、新しいものにも積極的に関わろうとします。遊ぶことが大好きで、いろいろな場所に連れて行ってあげると喜びます。

  • 健康的で長寿
    平均寿命は12〜16年程度とされ、適切な飼い方とケアにより、それ以上長生きすることもあります。

お世話のポイント

  • 定期的なブラッシングが必要
    ポメラニアンはダブルコートの被毛を持ち、特にアンダーコートが密生しています。被毛のもつれや毛玉を防ぐため、日々のブラッシングが重要です。

  • 耳のケア
    耳の周囲の毛量が多いため、蒸れやすく、手入れを怠ると外耳炎などのトラブルを引き起こします。普段から匂いや耳垢の色に変化がないかチェックしましょう。

  • 適度な運動と遊び
    毎日の散歩や遊びの時間を確保し、ストレスを溜めさせないようにしましょう。ただし、高温多湿の時期は熱中症に注意し、散歩の時間帯を工夫することが大切です。

  • たっぷりの愛情を
    スキンシップを大切にし、愛情をしっかりと伝えることで、信頼関係を築けます。

気を付けなければいけないポイント

  • 関節や骨のケア
    ポメラニアンは小型犬で骨が細いため、高い所からの飛び降りや落下で骨折しやすく、無理な運動で膝蓋骨脱臼を起こすこともあります。特に生後半年までは激しい運動や高い場所からのジャンプを避け、フローリングの家庭では滑り止めのマットやカーペットを敷いて足腰への負担を減らしましょう。

  • 分離不安に注意
    飼い主への愛着が強いため、長時間の留守番に不安を感じ、問題行動を起こすことがあります。過度に構いすぎず、ハウスやケージで過ごす時間を作るなど、メリハリをつけて接することが大切です。

  • 歯周病の予防
    ポメラニアンは口が小さく歯が密集して生えているため、歯垢が溜まりやすく、歯周病になりやすい犬種です。歯周病は、歯肉や歯槽骨などの歯周組織が細菌感染によって炎症を起こす病気で、放置すると歯の喪失や全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。定期的に獣医で健康チェックを受け、適切なケアを行いましょう。また、歯磨きやデンタルケアも習慣にすると、歯周病を防げます。

  • とにかくおしゃべり
    物音などに敏感でムダ吠えする仔が多いのも特徴です(うちのポタもとにかくおしゃべり)。集団住居での飼育は注意が必要ですね。

まとめ

ポメラニアンは、その愛らしい見た目と元気いっぱいの性格で、多くの人を魅了する犬種です。賢く、飼い主との絆を大切にするため、しつけやケアをしっかり行えば、最高のパートナーになってくれるでしょう。

ちなみに、あのタイタニック号の沈没から生還した犬のうち2頭がポメだったらしいですね。小話。

ふわふわの被毛に包まれたポメラニアンと過ごす時間は、まさに癒しそのもの。これからポメラニアンを迎えたい方にも、すでに一緒に暮らしている方にも役立つ情報を発信していきますので、ぜひチェックしてくださいね!

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