ふわふわの白い小さな貴族、ボロニーズの魅力に迫る
元ペットショップ店員オリジナルランキング番外編
※日本国内では比較的希少で、専門ブリーダー経由が主となるため、ランキング外としています。
真っ白なふわふわの被毛に、つぶらな瞳。
まるで絵本から飛び出してきたような可愛らしさを持つのがボロニーズです。
落ち着いた性格と家族への深い愛情から、ヨーロッパの貴族にも長く愛されてきました。
今回はそんなボロニーズについて、歴史や特徴、お世話のポイントなどを詳しくご紹介します。
ボロニーズの歴史と出身
ボロニーズは、イタリア北部の都市ボローニャが原産地。
ルネサンス期にはイタリアやフランスの貴族の間で贈り物として重宝され、宮廷犬としての地位を確立しました。
その優雅な姿と穏やかな性格から「小さな白い貴族」と呼ばれ、長く愛玩犬として育てられてきました。
ボロニーズのサイズ
| 項目 | 数値 | 
|---|---|
| 体高 | 約25〜30cm | 
| 体重 | 約2.5〜4kg | 
| 体長 | 体高とほぼ同じ | 
| 平均寿命 | 約12〜14年 | 


小型犬らしいコンパクトさと、抱き心地の良いふわふわ感を兼ね備えています。
骨格はしっかりしており、室内犬としても健康的に暮らせる体型です。
ボロニーズの毛色
毛色は純白のみ。
柔らかく長いシングルコートが全身を包み、軽い巻き毛がふんわりとした印象を与えます。
抜け毛は少ないですが、毛が絡まりやすいため日々のブラッシングは欠かせません。
ボロニーズの魅力と特徴
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愛情深く、常に飼い主のそばにいたい甘えん坊 
 家族との時間を何より大切にし、常にそばで寄り添ってくれます。
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落ち着いた性格で、無駄吠えが少ない傾向 
 静かに暮らせるため、集合住宅でも比較的飼いやすいです。
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小柄ながら警戒心を持ち合わせている 
 見知らぬ物音や来客には敏感で、控えめに知らせてくれます。
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ふわふわで抱き心地抜群のボディ 
 思わず抱きしめたくなる、やわらかい毛並みが魅力です。
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表情豊かで感情表現がわかりやすい 
 嬉しい・寂しいなどの気持ちが顔に出やすく、コミュニケーションが楽しくなります。
ボロニーズのお世話のポイント
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毎日のブラッシング 
 毛玉防止と皮膚の健康維持のため、数分でもこまめに行いましょう。
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適度な運動 
 短めの散歩や室内遊びで十分ですが、毎日体を動かす時間を確保しましょう。
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スキンシップ重視 
 飼い主とのふれあいが心の安定につながります。
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定期的なトリミング 
 被毛の長さを整え、見た目の美しさと清潔感を保ちます。
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室温管理 
 暑さに弱いため、夏場は涼しい環境を整えましょう。
気を付けたいポイント
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長時間の留守番は苦手 
 分離不安になりやすく、ストレスで体調を崩すこともあります。
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毛玉になりやすい被毛 
 ケアを怠ると毛が固まり、不衛生になってしまいます。
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高い場所からのジャンプは骨折の危険あり 
 特にソファやベッドから飛び降りる動作には注意が必要です。
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運動不足による肥満 
 小型犬でも太りやすいので、体重管理をこまめに行いましょう。
まとめ
ボロニーズは、見た目の可愛らしさだけでなく、落ち着きと優しさを併せ持つ家庭犬です。
飼い主と一緒に過ごす時間を何より大切にするので、寄り添うように暮らしたい方にぴったり。
「ふわふわの小さな天使」との生活は、毎日を優しい気持ちにしてくれるでしょう。
 
  
  
  
  

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