ケアーン・テリア ― 素朴でたくましい小さな冒険者
元ペットショップ店員オリジナルランキング番外編
※日本国内では専門ブリーダーや愛好家を通じての流通が中心で、ペットショップではあまり見かけないためランキング外としています。
小柄ながらも力強く、いつも元気いっぱいに動き回るケアーン・テリア。
「素朴なテリア」と呼ばれるように、見た目の派手さは少ないですが、その活発さと賢さで世界中の愛犬家に愛され続けています。
映画『オズの魔法使い』で主人公ドロシーの相棒「トト」として登場したことでも有名です。
ケアーン・テリアの歴史と出身
原産はスコットランドのハイランド地方。
岩場(ケアーン=石積み)に潜むキツネやアナグマを狩るために作出された犬種で、その名が「ケアーン・テリア」の由来です。
過酷な自然環境に対応できる頑丈な体と、鋭い嗅覚・素早い動きが求められ、猟犬として長く活躍してきました。
ケアーン・テリアのサイズ
| 項目 | 数値 | 
|---|---|
| 体高 | 約25〜30cm | 
| 体重 | 約6〜7.5kg | 
| 平均寿命 | 約13〜15年 | 


小型犬の中でも骨格がしっかりしており、アウトドアでも頼れる存在感を放ちます。
ケアーン・テリアの毛色
ケアーン・テリアはダブルコートで、硬めのワイヤーコートと柔らかな下毛が特徴。
毛色はとても多彩で、成長や換毛の過程で変化することもあります。
ただし、ホワイトは認められていません。
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クリーム 
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ウィートン(小麦色) 
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グレー 
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ブリンドル 
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ブラック 
ケアーン・テリアの魅力と特徴
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活発で明るく、常に動き回るエネルギッシュな性格 
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好奇心旺盛で探検好き、庭や散歩道で宝探し気分に 
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飼い主に忠実で、家族思い 
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小柄ながら頑丈で、子どもと遊ぶのも得意 
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愛嬌ある表情と、素朴な魅力を持つ「小さな冒険者」 
ケアーン・テリアのお世話のポイント
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毎日の運動 
 散歩はもちろん、遊びやトレーニングで頭と体を刺激
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被毛のケア 
 定期的なストリッピングやブラッシングが必要
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しつけの一貫性 
 賢いが頑固な面もあるため、ルールはブレずに
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探索欲を満たす環境 
 嗅覚を使った遊びや知育トイがおすすめ
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室内外の安全確保 
 穴掘りが好きなので庭や柵には注意
気を付けたいポイント
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頑固さと独立心 
 放置すると自分ルールで行動しがち
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吠えやすさ 
 警戒心から来客に吠えることがある
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毛の手入れ不足 
 放っておくと毛玉や皮膚トラブルの原因に
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小動物との相性 
 狩猟本能が強いため注意が必要
まとめ
ケアーン・テリアは、素朴で愛らしい見た目に加え、たくましく頼れる性格を持つ犬種です。
「小さな冒険者」とともに暮らせば、毎日がちょっとした探検気分に。
活発な生活を楽しみたい方や、しっかり向き合って育てたい方にぴったりのパートナーです。
💬 ぬーのひとこと
「トトのモデルってこの子なんだよね。映画の中での勇敢さも、リアルのケアーン・テリアらしいなって思うよ!」
 
  
  
  
  

コメント