目指せ芸達者シリーズ 回れ編
「回れ」くるんと回る!軽快で楽しいトリック芸!
「回れ」は、犬がその場でくるっと一回転する、見た目も楽しい人気の芸。
運動要素もあるので、体を動かすのが好きな子にぴったり!
ここでは、初心者でもステップを踏めば覚えられる「回れ」の教え方を、細かいコツ付きでご紹介します。
準備するもの
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ご褒美用のおやつ(愛犬が喜ぶ小粒タイプ)
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回れるだけのスペース(狭すぎない場所)
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飼い主の明るい声とテンポのいい動き!いつも通りの激褒め。
しつけの手順
ステップ1:立った姿勢からスタート
愛犬が立ったままの姿勢になっていることを確認してから始めます。
「おすわり」や「ふせ」の姿勢からでは回転しにくいので注意!
◆ワンポイントアドバイス
もし犬がすぐにおすわりしちゃうタイプの場合は、飼い主が軽く歩きながら始めると立ち姿勢が維持しやすくなります。
ステップ2:おやつを使って円を描くように誘導
【動かし方】
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おやつを犬の鼻先に近づける(鼻でしっかり匂いを嗅がせる)
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おやつを犬の鼻の前→首の横→背中の後ろ→反対側の鼻先へと大きく円を描くように移動させる
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犬の体がくるっと一回転するように誘導
最初は小さな動きから始めてもOK。焦らず丁寧に!
ステップ3:「回れ!」と声をかける
誘導と同時に「回れ!」と明るく声をかけます。
いつも同じ言葉とトーンで指示を出すことで、言葉と動作を結びつけやすくなります。
※コマンドは統一。回れ!回ろう!回って!などコマンドが統一されていないと覚えにくい!
ステップ4:できたらすぐにご褒美!
犬が1周回った瞬間に「いい子!」と声をかけて、おやつを渡します。
褒めはオーバーリアクションで、わんちゃんに良い事だと気付かせるのがポイント。
最初は半回転でもOK!「できた感覚」をつかませることが大切です。
ステップ5:「回れ」の言葉だけでできるように
おやつの誘導を少しずつ減らし、手だけで円を描くジェスチャー→最終的に声かけだけにしていきます。
少しずつハードルを上げて、無理なく覚えさせましょう。
よくある失敗と対策
🔹犬が途中で止まってしまう
→ 誘導の円が小さすぎる or テンポが遅すぎる可能性あり。円を大きく、少しテンポアップしてみよう。
🔹座ってしまう
→ 「立ったまま始める」を徹底。歩きながら誘導して、座る間を与えないのがコツ。
🔹反対方向に動いてしまう
→ 誘導の手の動きが不自然だったり、犬の好みの方向と合っていないことも。どちら回りがやりやすいか見ながら調整を!
コツ・注意点
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おやつは手の中に隠すようにして、犬に集中させる
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最初は半回転からでもOK!
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テンポよく、楽しくテンション高めに
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足腰が弱い子は無理せず。年齢や体型に応じて調整!
実体験小話
「回れ」はポタの得意技で、ちゃびは上手く習得できなかったですね。ポメラニアンは回れ好きな仔が多い印象ですね。お店に来る仔でも回れが出来る仔多かったです。最近はおやつ持ってるだけで回るから嬉しい時のアクションに見えちゃいます(笑)
ポタは、なぜか右回りだけ異様に得意で、左回りに上手く出来ないタイプ。でも出来る事が大切で、愛犬がちゃんと出来た時の嬉しさは…飼い主さんなら皆さん納得ですね!
芸は「正確さ」よりも「楽しく取り組む」ことがいちばん!
それぞれのクセも含めて、愛犬らしさを楽しんでくださいね♪
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