犬種紹介 ノーリッチ・テリア

小型犬

小さな勇敢者、ノーリッチ・テリアの魅力に迫る

元ペットショップ店員オリジナルランキング番外編

※日本国内での流通は非常に少なく、専門ブリーダーから迎えるケースが中心のためランキング外としています。

イギリス原産のノーリッチ・テリアは、小柄ながら勇敢で明るい性格を持つテリア犬種。

ぱっちりとした目と立ち耳が特徴で、「働き者の小さな冒険家」として愛されています。

日本ではあまり見かけませんが、欧米では家庭犬としても根強い人気があります。


歴史と出身

ノーリッチ・テリアはイギリス・イーストアングリア地方を原産とする犬種。

19世紀に農場でネズミ駆除や小型害獣のハンターとして活躍しました。

同じ起源を持つ「ノーフォーク・テリア」とは長らく同一犬種とされていましたが、耳の形(ノーリッチ=立ち耳、ノーフォーク=垂れ耳)の違いにより1960年代に別犬種として公認されました。

現在でも「最も小さな作業テリアの一つ」として知られています。


サイズ(平均)

項目 数値
体高 約24〜26cm
体重 約5〜6kg
体長 体高よりやや長め(小柄な長方形体型)
平均寿命 約12〜15年


毛色

公認されている毛色は以下の通り:

  • レッド

  • ウィートン(小麦色)

  • ブラック&タン

  • グリズル(灰褐色の混合毛)

被毛は硬質でワイヤー状のダブルコート。

テリアらしく荒々しくも可愛らしい質感で、定期的なプラッキング(抜き毛)によるメンテナンスが必要です。


魅力と特徴

  • 小さくても勇敢

     テリアらしい気の強さと冒険心を持ち合わせる。

  • 愛情深くフレンドリー

     家族に寄り添い、他の犬や子どもとも仲良くなりやすい。

  • コンパクトサイズ

     小柄な体格で、日本の住宅環境にも適応しやすい。

  • 明るく活動的

     運動好きで遊び好き、日常に元気を与えてくれる存在。

  • 頭が良く学習意欲が高い

     しつけやトレーニングに前向きで、楽しみながら吸収する。


お世話のポイント

  • 適度な運動

     毎日の散歩に加え、自由に走れる時間を確保する。

  • 被毛ケア

     定期的なブラッシングと年数回のプラッキングが必要。

  • 精神的刺激

     知育玩具や遊びを取り入れて頭を使わせる。

  • 社会化

     子犬期からさまざまな環境に慣れさせると、フレンドリーな性格が伸びる。

  • 留守番対策

     甘えん坊な性格のため、少しずつ留守番に慣れさせる工夫が必要。


気を付けたいポイント

  • 吠えやすさ

     番犬気質が強く、来客に吠える傾向がある。

  • 頑固さ

     テリア特有のマイペースさが出ることがある。

  • 運動不足

     発散できないとストレス行動につながる可能性がある。

  • ケア不足による毛玉

     被毛が放置されると毛玉や皮膚トラブルの原因になる。


まとめ

ノーリッチ・テリアは、小さな体に勇敢な心と大きな愛情を秘めた犬種です。

コンパクトながら活発で、家族と一緒にいることを心から楽しむ姿はまさに「小さな冒険家」。

ただし日本では希少犬種のため、迎える際には信頼できるブリーダーを探すことが大切です。


💬 ぬーのひとこと

「ノーリッチ・テリアって、小さいけど芯が強いんだよね。元気いっぱいで、一緒に暮らすと毎日が冒険みたい!」

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