迫力と優しさを兼ね備えた巨犬、レオンベルガーの魅力に迫る
元ペットショップ店員オリジナルランキング番外編
※日本国内では比較的希少で、専門ブリーダー経由が主となるため、ランキング外としています。
大きな体とライオンのようなたてがみ。
レオンベルガーは、その堂々たる姿と優しい性格で、多くの愛犬家を魅了してきました。
一見「迫力満点」ですが、家族には驚くほど穏やかで優しい“ジェントルジャイアント”です。
今回はそんなレオンベルガーについて、歴史や特徴、お世話のポイントなどを詳しくご紹介します。
歴史と出身
レオンベルガーは、19世紀半ばにドイツ・レオンベルク市で誕生。
市の紋章に描かれたライオンを模した犬を作ろうと、セント・バーナード、ニューファンドランド、グレート・ピレニーズを交配して生まれました。
その見事な外見と力強さから、ヨーロッパの貴族や王族にも愛され、第一次世界大戦では作業犬や救助犬としても活躍。
「見た目はライオン、中身は優しい友」として知られています。
サイズ(平均)
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体高:オス 72〜80cm、メス 65〜75cm
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体重:オス 48〜75kg、メス 41〜61kg
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体長:体高とほぼ同じ比率でバランスが良い
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平均寿命:8〜10年
大型犬の中でもトップクラスの迫力を誇りますが、筋肉質で引き締まった体型のため、意外と軽やかに動きます。
毛色
レオンベルガーの被毛は、豊かなダブルコートで撥水性があります。
毛色は以下が一般的です。
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ゴールド
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レディッシュブラウン
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サンド(淡い金色)
顔には特徴的なブラックマスクがあり、表情を引き締めています。
季節によって被毛の厚みが変わり、冬は特にふわふわでボリュームたっぷりです。
魅力と特徴
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とにかく優しい巨犬:家族や子どもに対して特に温厚
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高い知能と学習能力:しつけがしやすい
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迫力ある外見と落ち着いた性格のギャップ
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水遊び・雪遊びが大好き:寒さに強くアウトドア向き
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存在感抜群:歩いているだけで人目を引く
お世話のポイント
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十分な運動時間:1日2回、各1時間程度の散歩や広場での運動
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定期的なブラッシング:換毛期は特に念入りに
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栄養管理:大型犬用の高品質フードで関節サポートも意識
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信頼関係を大切に:褒めるしつけで従順に
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夏場の熱中症対策:日中の外出は避け、涼しい場所を確保
気を付けたいポイント
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関節や心臓のケア:大型犬特有の疾患に注意
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抜け毛が多い:室内飼育では掃除必須
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寿命はやや短め:若いうちから健康管理を徹底
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飼育スペースが必要:狭い環境ではストレスに
まとめ
レオンベルガーは、その見た目の迫力とは裏腹に、とても優しく落ち着いた性格の持ち主。
広い環境と十分な運動、日々の信頼関係づくりがあれば、最高のパートナーになってくれるでしょう。
「ライオンのような外見に憧れて…」から始まり、
「穏やかな巨体に癒やされる」毎日になるはずです。
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