超大事!混合ワクチン接種

わんちゃんとの日々

超大事!混合ワクチン接種

こんにちは、太陽です。

先日、ちゃびとポタを連れて動物病院に行ってきました。

目的は、年に一度の「混合ワクチン接種」。毎年の恒例行事ではありますが、うちのふたりにとってはちょっとした大騒ぎの日。※狂犬病ワクチンとは別のワクチン

狂犬病予防 毎年恒例ドキドキ注射レポート

特にちゃびは病院の気配を感じた瞬間からビクビクモードに入りますし、今年は普段穏やかなポタまで、ちょっと珍しい反応を見せました。

今回は、そんな実体験を交えつつ、「混合ワクチンってそもそも何?」「なぜ接種が必要なのか?」といったお話を、しっかりお伝えしていこうと思います。


混合ワクチンとは?

混合ワクチンとは、犬にとって特に危険な感染症を一度の注射で複数まとめて予防するためのワクチンです。

ワクチンの種類は「5種」「6種」「8種」「10種」などがあり、それぞれがカバーする病気の数に応じて呼ばれています。

以下に、主な感染症とその症状を簡単にご紹介します。


■ 犬ジステンパーウイルス感染症

【症状】発熱、目やに、咳、けいれん、麻痺など

神経や消化器、呼吸器に広がるウイルス性疾患で、特に子犬では致死率が高く後遺症も残りやすい恐ろしい病気です。

■ 犬アデノウイルス感染症(1型=肝炎)

【症状】発熱、嘔吐、下痢、黄疸など

肝臓が障害される「犬伝染性肝炎」。急激に症状が悪化することもあり、特に若い犬では命に関わる場合があります。

■ 犬アデノウイルス感染症(2型=呼吸器)

【症状】咳、鼻水、くしゃみなど

ケンネルコフ(犬の風邪)の一因。他の病原体との複合感染で重症化するリスクもあります。

■ 犬パラインフルエンザウイルス感染症

【症状】咳、鼻水、発熱など

これもケンネルコフの原因のひとつ。多頭飼いや施設利用時に広がりやすい感染症です。

■ 犬パルボウイルス感染症

【症状】激しい嘔吐、血便、脱水、元気消失など

感染力が非常に強く、特に子犬では短期間で死亡することもある危険なウイルスです。

ペットショップ時代、一番怖がられていた病気がこれですね。
基本お店に来る仔たちは、パルボチェックキットで感染症にかかっているかチェックするんですが、潜伏期間中は反応しない事も多く、その潜伏期間も1週間~最大2週間程度と非常に長くやっかいな病気です。致死率も非常に高く、ペットショップ店員が一番怖がっている病気でもあります。


ここまでが「5種ワクチン」で予防できる病気です。

さらに「8種」「10種」になると、以下の「レプトスピラ症」が含まれます。

■ レプトスピラ症(人獣共通感染症)

【症状】発熱、黄疸、出血、腎不全、肝不全など

ネズミなど野生動物の尿に汚染された水を介して感染します。人にも感染するため、特に水辺で遊ぶ機会のある犬では注意が必要です。

レプトスピラ菌には複数の型があるため、8種や10種のワクチンでその型の数をカバーします。


混合ワクチンの重要性

これらの病気は、一度かかってしまうと命に関わるものばかりです。

その多くは、感染後の有効な治療が難しく、予防が唯一の対策になります。

また、ペットホテルやドッグランなどを利用する際には、ワクチン接種証明書の提示が求められることもあります。

自分の犬だけでなく、周囲の犬や人への感染を防ぐためにも、接種は重要なマナーといえるでしょう。


うちの仔たちは「6種ワクチン」

ちゃびとポタは、毎年「6種ワクチン」を接種しています。

過去に8種や10種のワクチンを試したこともありますが、そのときは軽い体調不良がありました。

そのため、現在は獣医さんと相談して、6種で様子を見ながら続けています。

「何種を打てば正解」というものではなく、その子の体質や生活環境によって最適な種類は異なります

迷ったときは、信頼できる動物病院に相談するのが一番です。


病院でのふたりの様子

今回の通院は、ちょっとびっくり事件も。

まず、ちゃびは病院のドア前からすでにフリーズ状態

ビビり倒してる姿は、もはや毎年恒例です。

診察台の上では、獣医さんが話しかけてもママを見つめて固まっていました。

今年は、ポタまで少し様子が違いました。

診察台に乗せられた瞬間から機嫌が悪く、ぴくぴくと耳を動かしながら「うー…」と唸る始末。

普段は甘えん坊でへっちゃらなポタが、まさかの“怒りモード”。注射自体は平気そうだったのですが、病院の雰囲気にピリッときたようです。すかさず私がフォローして事なきを得ました(笑)

でも、ふたりとも帰っておやつを見せた瞬間に機嫌は即回復。

ちゃびはケロっとした顔でしっぽを振り、ポタも落ち着いた様子で僕の足元に戻ってきました。


まとめ|愛犬に合ったワクチンを

混合ワクチンは、犬の命を守るための非常に重要な予防手段です。

しかし同時に、「たくさん打てば安心」というものではなく、その子の体に合った選択が必要です

年に一度の接種は、健康状態のチェックを含めてとても大切な機会。

ちゃびもポタも、今年も無事に乗り越えてくれて一安心でした。

来年も元気にワクチンを受けに行こうな、ふたりとも。

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