鋭い眼差しの小さな番犬、ウェルシュ・テリアの魅力に迫る
元ペットショップ店員オリジナルランキング番外編
※日本国内では希少で、専門ブリーダーや愛好家から迎えるケースが多いためランキング外としています。
「テリアの王道」とも呼ばれるウェルシュ・テリアは、イギリス原産の古い猟犬。
黒とタンのはっきりした毛色に、鋭い目つきが印象的ですが、性格は明るくフレンドリーです。
小柄ながら勇敢で、飼い主に忠実なパートナーとして人気を集めています。
今回は、そんなウェルシュ・テリアの歴史や特徴、お世話のポイントを詳しくご紹介します。
ウェルシュ・テリアの歴史と出身
ウェルシュ・テリアはイギリス・ウェールズ地方を原産とする犬種。
起源は古く、キツネやアナグマ、ネズミといった害獣の駆除を任されてきました。
現在のエアデール・テリアに非常に似ていますが、サイズは小さく、外見もどこか親しみやすさを感じさせます。
イギリスでは19世紀に犬種として確立し、狩猟犬だけでなくショードッグとしても愛されるようになりました。
ウェルシュ・テリアのサイズ
| 項目 | 数値 | 
|---|---|
| 体高 | 約36〜39cm | 
| 体重 | 約8〜9kg | 
| 体長 | 体高とほぼ同じ | 
| 平均寿命 | 約12〜15年 | 


ウェルシュ・テリアの毛色
ウェルシュ・テリアといえば、ブラック&タン(黄褐色)か、ブラック&グリズル(黒色の毛色にグレーやレッドの色味が混じった混合色)の毛色が基本。
子犬の頃は全身が黒っぽいこともありますが、成長とともに胴体は黒、顔や脚は鮮やかなタンに色分けされ、独特のコントラストが現れます。
ウェルシュ・テリアの魅力と特徴
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明るく活発で遊び好き 
 飼い主や子どもとも一緒に遊ぶのが大好き。
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勇敢で頼れる小さな番犬 
 警戒心が強く、不審な物音にも敏感に反応。
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賢く学習意欲が高い 
 芸やしつけを楽しみながら覚えることができる。
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硬めのワイヤーコート 
 手入れすれば美しい質感が保て、ショードッグとしても映える。
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エアデール・テリアを小型化したような存在感 
 見た目は精悍ながら、サイズは家庭向き。
ウェルシュ・テリアのお世話のポイント
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定期的なトリミング 
 ワイヤーコートは伸びすぎると扱いづらくなるため、専門的なプラッキングやカットが必要です。
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十分な運動 
 元猟犬なので、散歩だけでなくドッグランや遊びを取り入れて発散を。
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メンタルケア 
 賢い犬なので、知育玩具やしつけトレーニングで頭を使わせると満足度が高い。
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社会化トレーニング 
 警戒心の強さを良い方向に活かすため、子犬の頃から人や犬に慣れさせることが大切。
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暑さ対策 
 被毛が密なため、日本の夏はエアコン管理が必要です。
気を付けたいポイント
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頑固さ 
 テリア気質が強く、自己主張がはっきりしているため、一貫したしつけが必要。
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吠えやすさ 
 警戒心から吠えやすくなる傾向があるので、コントロールが大切。
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被毛のお手入れ 
 家庭犬として飼う場合も、トリミングやブラッシングの手間は必須。
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運動不足によるストレス 
 発散できないと問題行動につながることがある。
まとめ
ウェルシュ・テリアは、コンパクトながら勇敢で、家庭に安心感と活気をもたらしてくれる犬種です。
「テリアらしさ」がぎゅっと詰まっており、飼い主との信頼関係を築ければ、一生のパートナーとなってくれるでしょう。
💬 ぬーのひとこと
「ウェルシュ・テリアって、小さいのに本当に頼もしいよね。いつも元気で、家にいると雰囲気が明るくなる感じ!」
 
  
  
  
  

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